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「スネーク」 [スネーク]

 イーセブンシャープナインス!

 もしエレキギター以外の楽器がこのコードを弾いても僕の心は動かない。
 ギターの最低音がEであることと、ギターアンプが歪を生み出せること。そして2弦から4弦のあのフォームが組み合わさったことで僕の心はひっかけられたのだ。ことこのコードに関しては、エレキギターよりシビレル演奏のできる楽器はないと言い切ろう。

 中学生の僕はジミを聞いてしまった。なんだか汚く、いやらしい感じがする音楽だった。僕の真っ白で純粋な心は、簡単にブルース色に染められた。つまりはシビレタのだ。そのシビレは困ったことに今も続いている。だから今回このコードで曲を作ろうと試みてみた。結果は聞いてのお楽しみ。

 さてこの曲のタイトルは、僕がヘビ年生まれにちなむものである事は序文にも書いた。つまり自分の事を歌にしたのだ。

 しかし自分の、もう40年にも及ぶギターとの付き合いをあれこれ思い出していると、あるヘビのエピソードが蘇ってきた。
 子供の頃は家の周りには田んぼしかなく(家の前の道も舗装されていなかった)、虫取りが最高のエンターテインメントだった。ある日僕は、あぜ道で小さなヘビと鉢合わせた。鎌首をもたげたヘビにおびえた僕は、手近な石を拾い投げた。石はヘビのど真ん中(ジャケットの米口ハンニャ篤とあるあたり)に命中し、少し体のひしゃげた彼はよろよろ逃げていった。子ヘビの祟りは恐ろしいと聞く。ごめんね、この曲は君に捧げます。

「スネーク」   作詞、作曲 米口ハンニャ篤

ヘビに生まれても、長いものは苦手
いつも巻き取られ、手も足も出やしない
いったいどうした?アイアムアスネーク

ムシロの下では、むしろ気を張ってる
誰か踏まぬように、めくられないように
ぐっすり眠れた夜などない

思い出すのはママの思い出
とりとめもないまま

昨日よりずっと多機能になる
明日はどうなっちゃうNO

噛み付かなけりゃ、やられるから
キバをみがいて気張ってる
タグ:スネーク

「ハートオブオールド」 [スネーク]

 ビーチボーイズに「Surf's up」というアルバムがある。
馬にまたがり、絶望に打ちひしがれた先住民がこうべを垂れているという、僕にトラウマを与えたジャケット。地味な曲が8曲続いた後、突然訪れる「'Til I die~Surf's up」。怒涛のクライマックス。恐るべき曲順。僕の心は、ブライアンの圧倒的な音楽に押しつぶされる。でも、いつかこんな曲を作りたい!と強く願っている。

 この「ハートオブオールド」は、思い切って言うなら、
僕の「'Til I die」なのだ。「~Surf's up」は今回は無理だった。次こそは、この次こそは…。

 タイトルはニールヤングだし、「ダンビドゥ」はニールセダカ。もちろんニールイネスのスピリットも。
 息子に向けて書いた歌詞は、そのまま今の日本人にも通用すると思っているのだが。

「ハートオブオールド」   作詞、作曲 米口ハンニャ篤

かつてちっぽけだった
君は大人になった
そして強大だった
彼は面影もない

正しいことだけ言い続けてみても
疑う人には何も届かないと言うの?

一人きりだった君
恋に心ふるわせ
いつかそれが愛への
扉だと気付くだろう

胸の熱さが永遠ではないと
君にささやくのは微笑みを浮かべた人々

人を悲しませれば
君も泣く事になる
それを忘れないように
思うままに振る舞え
タグ:スネーク

アルバムタイトル「スネーク」について。 [スネーク]

 ファーストアルバム「Hanthology」は、気のおもむくままに録りためた曲をまとめたものだった。僕にとっては思い入れのある曲が並んでいたが、ミディアムテンポ好きのため、何となく地味な印象になってしまった気がする。
 そこで次回作はロックアルバムにしよう!と決意し、曲を作り始めた。数曲目に「スネーク」が出来、僕の好きな6~70年代のロックサウンドになった。うん、こいつをタイトルソングにしよう!と決めたのが約5年前。難産だったなあ。

 曲解説にもあるが、僕はヘビ年生まれだ。
だからこのアルバムは2013年のヘビ年に発表するつもりだったのだ。
 今年はさる年。誰かが「スネークモンキーにしたら?」と言ったが、ジャッキーチェンの曲は収録していないので、当初の予定通り「スネーク」で発表する運びになった。
タグ:スネーク
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