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「みんなで歩こう」 [スネーク]

 この曲は第2回ヤマハ家族の歌コンテストでグランプリを受賞した。いつも通っている楽器屋さんで、コンテストの募集ポスターを見て、軽い気持ちで応募したのが良かったのだと思う。受賞の連絡を頂いた時、家族みんなで飛び跳ねて喜んだのを覚えている。

 その後いろいろなところで演奏する機会をもらい、今ではうちの子供たちの通う学校の全員が歌えるほどに愛されている。つい先日も学校の音楽会に招いてもらい、この曲を全員で合唱した。感想文に「みんなで歩こうは大好きな曲です」なんて書いてあってうれしい。にやにやしてしまう。

 小さい時の子供たちの声も残るし、みんなに歌ってもらえるし、本当に幸せな曲だ。

 ヤマハさん、本当にありがとうございます。
そして歌ってくれた皆さんや、僕の家族に感謝します。
ありがとう。

「みんなで歩こう」    作詞、作曲 米口ハンニャ篤と米口ファミリー

まっすぐな道をひとりで歩けば
きえそうなあしおと
ほらまたひとりごと

まっすぐな道をふたりで歩けば
はなやとりもうたう
きみへのあいのうた

まっすぐな道をさんにんで歩けば
てんしのてをひいて
ゆっくりあるこう

まっすぐな道をみんなで歩けば
かぞくでうたおう
しあわせのハーモニー

ラララ…

いっしょに歩こう どんなときでも まよいみちでも
目と目があえばまた わらってあるきだせる
ラララ…

みんなで歩こう
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「亡き王女のためのパヴァーヌ」 [スネーク]

 曲には力がある。
僕はこの曲を聴くたびに実感する。自分がどんな状態で聴き始めても、必ず切なくノスタルジックな気分になってしまう。もちろんポジティブな意味だ。

 モーリスラヴェルが24歳の時に作った曲。レノンマッカートニーもそうだが、音楽の神に祝福されると20代で傑作を作れるのだろうか。

 曲順の関係で(本編の終了とボーナストラックへのつなぎ)11曲目は、ゆっくりしたインストものと決めていたので、あれこれ作ったがどれもしっくりこない。そこでこの曲に頼ることにした。本当はこの後にもうひと展開あるのだが、それだと長すぎるためこの構成にした。ラヴェル先生、勝手に編集してごめんなさい。でもこのサイズで、かつ自分の演奏でも最初に書いた独特な気分になる。やはりこの曲には特別の力が備わっているのだと思う。

 演奏はエレキギターで、ボリューム奏法とボトルネックを駆使して録った。バックのコードも、1音1音単音をボリューム奏法で重ねている。

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「遠くの友達」 [スネーク]

 「スネーク」は12曲入りのアルバムだが、この曲で一旦終了する。残り2曲はボーナストラック扱い。

 今まで自分の過去を振り返ろうと思ったことはない。いつも今が最高で生きてきた。この感じは今日も全く変わらないのだけど、僕の場合過去を振り返らないのは、過去を捨てているに等しいのではないかと気づいた。これは昔の自分を否定することになるし、何よりもったいない。昔やったことの上に乗っかれば、もっと高くに手が届くのに。そう思えるのが成長なのか老いなのか分からない。

 この「遠くの友達」は疎遠になっている友達を思い出しながら書いた。遠く、とは住んでいるところの距離だけの話ではない。色々思い出すとやはり、多くの友達に出会い、影響を受け、支えられて生きてきたことが良く分かる。一人で生きてきたわけではない。どうしてこんな簡単なことに気が付かなかったのだろう。

 みんなに感謝の気持ちを伝えるのは、今からでも遅くないだろうか。みんなも僕の事を友達と呼んでくれるだろうか。そんな不安と、大きな感謝の歌。

「遠くの友達」    作詞、作曲  米口ハンニャ篤

西の空が赤く染まる頃
僕は君をふと思い出す

相変わらず人のいい笑顔で
マイペースな君でいるだろうか

あの頃はいつもくだらない事だけ
飽きずに繰り返しては笑い転げた

遠い街で僕らは暮らすけど
君は今日もそばに居るみたい

思い出は甘く、少しだけ苦く
過ぎ去る僕の日々を支え続ける

夜が終わり、明るくなる頃
思い出すのは遠くの友達
いつもそうなんだ
遠くの君の事
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「君の存在がつまりは」 [スネーク]

 妻は時々恐ろしいことを言う。
「ねえ、子供たちの歌は何曲か作ったのに、私の歌は作ってくれないのねえ。」
なぜだか非常に焦ったが、まあもっともな話だ。ジョンもポールも奥さんに向けて素敵な歌をたくさん作り、かつ大ヒットさせている。ここは偉大なる先輩たちにならおうではないか。

 さて、妻への曲。嫌いなところをあげつらうのもおかしな話だ。ではやはり好きなところを歌詞にするか。中途半端はかえって恥ずかしいから、思い切って好きなところを羅列しよう。もうそうしよう。今しよう、すぐしよう。

 というわけで出来上がったこの曲。実はかなりのお気に入りになった。
はい、感謝しております。

「君の存在がつまりは」     作詞、作曲 米口ハンニャ篤

君の寝顔がとても好きなんだ
全ての怒りや悲しみが遠くへ

優しく包み込むようなその声が
僕の心にできたキズを
いつしか癒してくれるのさ

大きなその目に見つめられてると
僕の心は知らず知らずふるえる

何気ない君の一言一言が
うつむきがちな僕の顔を
しっかり前に向けるのさ

君の存在がつまりは僕の存在で
はるか昔からの
存在の歴史 愛の歴史 二人の本質

君のその白い手を握る時
無限の勇気が湧いてくる
君はきっと知らないけど

君のしなやかな体を抱けば
無限の勇気が湧いてくる
きっと君は意識してないんだろう
特には
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「49歳の男」 [スネーク]

 もちろん僕が49歳の時点で作った歌。
 男は50近辺でうつになるという。確かに人生もカウントダウンに入ったようでもあり、自分のやってきたことを振り返りたくもなる。その時に「思った通りの人生だった。やったぜ!」と言える人はどのくらいいるのだろう。きっとたいていの人は(もちろん僕もだが)、もっとあれこれやりたかったと思うのではないか。

 でも後悔の歌ではない。やる気を失っていない前向きな男の歌だ。何事も遅すぎるという事はない。今、この時からはじめるんだ。僕はそう自分に言い聞かせるのだ。

「49歳の男」   作詞、作曲 米口ハンニャ篤

子供の頃に見てた夢によれば
今頃は世界を旅してたはず
だけど家と職場の往復で過ぎる日々

美しい妻は笑顔を絶やさず
子供たちはまっすぐな目を向ける
夢に見たあたたかい家庭にはノープロブレム

ほら前を見ろ
さえぎるものはナイ
足枷を外せよ
49歳の男

上がらない腕にムチを打ちながら
痛む腰を無理矢理に伸ばすのは
子供の頃に見てた夢の場所へ向かうため
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「インスタンツ」 [スネーク]

 スティーブジョブズは素晴らしい仕事をしたとは思うが、彼のアイフォンは人類の生産性を上げたとは言い切れない。だって僕はアイフォンでゲームばっかりしてる。
 コンビニのお弁当やお惣菜は確かに簡単でおいしいが、家族関係を悪い方向に変えてしまっていないだろうか。

 新しいものが発明されてしばらくは、人類にとって良い方向に作用するが、皆がそれを使いこなして後は悪い方向にも作用し始める。だからそれを解消するような新製品が開発されて……。
 僕たちはこの無限ループを繰り返して発展してきた。新製品の悪い作用は、簡単には予測できない。人類の発展には必要な「悪」というわけだ。

 でも僕が年齢を重ねたせいなのか、人類にとって決して良くないと思われるものが増えた気がして仕方がない。特に「スイッチ一つで!」や「誰でも簡単に!」はほとんどダメ。

 インディアン達には「7世代先の子孫の事を考えて行動せよ」という教えがあるという。心の底から共感できる素晴らしい教え。今の自分が何かを成し遂げられなくてもいいのだ。勝ち組負け組という言葉がはやった時もあったが、本当の勝ち負けは1世代では決められない。もっと大きく長く。

 蛇足だが、「インスタンツ」は僕が高校生の時に組んだバンドの名前。その時はこんな深い意味はなかった。本当に即席で組んだからである。

「インスタンツ」   作詞、作曲 米口ハンニャ篤

簡単に手に入るものに感動はない
だけど今は携帯やコンビニばかり
僕の心はカラカラに乾いてる

大きな夢は無理だから手軽に済まそう
レンジで3分待つだけのお手軽な夢を
そしていつしか不満だらけになるのさ

ムラがあったって不揃いだって
世界に唯一のモノが欲しいんだ

ムラがあったって不揃いだって
世界に唯一のキミが欲しいんだ

お金を出せば恋人や未来だって買える
だけどそれはみんなと同じになる事
本当に僕らはそれを幸せと呼ぶのか
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「大きな世界」 [スネーク]

 タイトルはもちろんアノ曲からの発想だ。
 しかし最近はインターネットにより世界が小さく見え過ぎているのではないか。例えば隣町を散歩するだけでも発見や感動があるというのに。
 だからこの曲は子供たちに向けて歌っている。ネットで切り取られた映像を見ても、それは本当の体験ではないんだよ、と。

 コード進行は「クリスマスおめでとう」と「抱きしめたい」をミックスしたものになった。なった、というのは最初からそう狙ったのではなく、後で気づいたということだ。やはり大好きな曲はいつも心の中で鳴り続けているんだなあ。

「大きな世界」   作詞、作曲 米口ハンニャ篤

バイバイちっぽけな町僕はもうここから出てゆくよ
大きな世界が目の前に見えているのだから

10日前より宇宙が僕に近づいたのが
はっきり分かる
だけど僕には宇宙をつかむ方法がないのさ
ここにいる限り

可愛いあの娘はさみしいと
僕を引き止めようとするけど

バイバイちっぽけな町僕はもうここから出てゆくよ
大きな世界がすぐそこで微笑んでいるから

3日前より僕の頭は多くの知識
詰め込んでる
だけど僕には知識を使い会話の出来る
相手が必要

近所じゃ僕を変わり者と噂してる知識も持ってる

バイバイちっぽけな町僕はもうここから出てゆくよ
大きな世界が微笑みを浮かべながら手招いてる
バイバイ
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「イチとゼロの海」 [スネーク]

 現在は当たり前にデジタルで物事が進行している。
 ただ僕はギタリストなので、真空管(アナログ?)というものに思い入れがあり、全デジタル化にはいまだに抵抗がある。ものすごく耳のいい宇宙人が地球のCDを聞いたらきっと、「何だ?このブツブツにスライスされた音楽は!聞いてられないよ」と言うに違いない。

 デジタルにはニュアンスや温かさがやはり足りない。でも現状は、アナログの最たる人間がデジタルに支配されている。ちょっとしたミスや勘違いなどもってのほかだ。だから僕らは人のミスをチクり、脱法ハーブを吸い、子供を虐待死させるのだ。といった、デジタル的に100%振り切った、極端な視点から歌詞を書いている。
「最初にみぎひだり決めて、踏み出すのさ1歩目を」という歌詞は、ジョンレノンが「目的地が見えていないのに、1歩目が踏み出せるはずがない」と語ったことの逆引用だ。ジョンついでに触れておくと、この曲のアレンジは「パーティーはそのままに」の正引用になっている。曲データを保存しているファイル名は今でも「パーティー」のまま、そのままにしてある。

「イチとゼロの海」   作詞、作曲 米口ハンニャ篤

イチとゼロしかない海を
進んでゆくのさずっと
ここでは迷いなんて言葉
検索しても見つからない

あいまいな事や気持ち
必要ないだろうここじゃ
初めにみぎひだり決めて
踏み出すのさ1歩目を

老いぼれがあれこれと君に対して言うだろう
そんな時この海は君に正解を告げる

途中のどこかでもしも
間違ってたって気付けば
最初に戻ってもらうよ
代わりはいくらでもいる(君と同じ顔をしたやつら)

同じ顔をした僕ら
それが幸せと言われ
疑う事さえもせずに
今日もイチとゼロの海
そろそろおぼれてしまいそう……
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「君が空を飛ぼうって」 [スネーク]

 アルバム中、一番古い曲。メロディーは10年ものだ。

 僕は、ビーチボーイズの「Wonderful」やポールマッカートニーの「Warm and beautiful」のような、頻繁な転調を繰り返すコード進行にスムーズなメロディーがのっかっている曲がドンピシャの好み。そういえばニルヴァーナの「About a girl」にはやられた!と思ったなあ。

 この曲はもちろんそのあたりを狙っているのだが、作った時には自分でも世界観がはっきりしていなかった。だからいろんな人に歌詞を頼んだりもした。でもやはりしっくり来なかった。結局ずっとほったらかしにしていた。
 タイトルの「君」は、僕の妻がイメージの元になっている。彼女は(人間ならみんなそうだろうが)いつも違う表情を見せ、僕を魅了し混乱させる。彼女と一緒になって10年過ぎたし、この曲ともほぼ同い年。彼女の事を歌うにはちょうどいい時期なのかもしれない。ちょっと湿り気のある、いい世界観になった。

「君が空を飛ぼうって」   作詞、作曲 米口ハンニャ篤

今日の君は昨日とちょっと違うけれど
僕にとってそれはほんの些細なこと
指先がからんで離れなくなって
君が空を飛ぼうって僕を誘うから
くだらないヤボ用は後回し

明日の君は今日の君と違うのだろう
僕はなぜかそれをはっきり知っている
君の胸の中で眠りたいけれど
朝日がまぶたをこじ開けている
新しい一日が始まる

指先がからんで離れなくなって
君が空を飛ぼうって僕を誘うから
くだらないヤボ用は後にして
新しい一日を二人で始めよう
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「天才と策士」 [スネーク]

 人は皆幸せになりたいと願っている。
しかし、自分が幸せかどうかを如何にして判断すれば良いのか?
答えは簡単。自分に聞けば良い。

 でもこの情報過多の時代、嫌でも雑音が聞こえてくる。
その雑音は主観的な幸せを見えにくくし、結果として誰かとの比較をするようになる。
「お隣のご主人より早く出世したから幸せ!」
「あいつよりも金持ちだから幸せだ!」
「あいつより!あの娘より!!!!」
 それでいいのだろうか?
自分の心は本当にそれで満たされているのか?

 天才とは完全に心のままに生きている人であり、
策士とはそれ以外の人の事である。

「天才と策士」   作詞、作曲 米口ハンニャ篤

君に比べりゃ僕は幸せだ
才能ない策士が今日も得意顔
成功は他人を蹴落とし続ければ
きっとその行く手に待ち受けているのさ
分かるだろう?

天才は見据えている 人類の進むべき道
遥か彼方の将来を
彼の流す涙がほら 大地を豊かにしてゆく
ぼくらは当たり前の顔して食い潰すだけの日々

僕の口座は金で溢れてる
才能ない策士が今日も反り返る
可哀想に君には縁のない話
僕だけが知っているコツがあるのさ
知りたいかい?

天才はせせらぎから 全ての活力を得てる
そのための知恵を持ってるから
じっとして動かないようで その実は至る所に
彼の恩恵が溢れている 気付いていないだけで

天才と策士は互いの存在に
気付くことなく今日も生きている
もしも互いを認知したなら
それは終わりを意味してしまうから
永遠のおしまいを 永遠の暗闇を
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